渓流の魅力とはどこにあるのだろうか。
今まで色々な釣りをやってきたが、これほど簡単とも言える釣りは無かった。 竿と糸、それに針と餌。 たったこれだけの道具で行う釣りはあまり無く、それは原始的とさえ言える。
それらを使い、自然の中に溶け込んでいる渓魚に対することになるが、改めて自分が自然の一部であることを思い知らされる。 ただ、少々汚れてしまってはいるが・・・
沢を歩き谷を進み、やがて風景の中に溶け込んだような気持ちになる。そこで始めて美しい魚たちと戯れる権利を手に入れる。
引き込まれ、しなる竿を持つ手が震える。低い姿勢でタモを構え、一気に取り込む。 軽い疲労感と、今日も美しい魚体に出会えたことに対する安堵感。
心を落ち着けまた進んでいく。 水面を滑って来た風が心地よく頬をなでる。 同時に草木を揺らす音と鳥の鳴き声が全身を包んでくれる。
ただそれを繰り返していくだけ。 いつまでもこうしていたいと思う瞬間である。
2003/09/17 written by googo
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